窓のU値についてお勉強
2014/03/23高原都市開発
こんにちは野口 展孝です。
まだまだ寒い嬬恋村の深夜の気温は-3度ぐらいでしょうか!? まだ寝ないで窓のU値のお勉強をいろいろなホームページを検索しながら調べております。
このU値とは熱還流率のことです。 U値が低ければ低いほど断熱性能がいいということです。 これからの住宅はこのU値の基準を厳しくして省エネ性能の高い住宅を作ることが工務店の使命になってくるような気がします。 ヨーロッパではパッシブハウスやらゼロエネルギー住宅の研究が進められていて日本でも大手住宅メーカーではすでにこのような動きの住宅建築が進んできていますね。
窓のU値をいろいろ調べてみました。 日本では等級があり、星4つの等級では2.33となっております。2.33以下なら日本ではかなり高いU値となっていますが、世界的にみると日本のレベルは低すぎますね。 ドイツ、スウェーデンの現行基準は1.3以下が基準です。 おっと日本の窓メーカーさん何やってるの? ものづくり大国日本もう少し気合入れようぜと思っていたらさすが老舗メーカーのYKKさん。 今年4月発売予定のYKK APW430という商品を開発してうおりました。 こちらの商品はU値0.94との事です。樹脂窓、トリプルガラスという組み合わせで世界的にみても上位に食い込んできたのではないでしょうか? でも海外のメーカーさんはまだまだ上のレベルを目指しているみたいです。 ヨーロッパなどでは樹脂窓のU値について限界があるみたいで更に上のレベルにいくには木製を使わなければいけないみたいだという記事を拝見しました。
木製!?私たち高原都市開発でのフィンランドログハウスは木製窓、ドアを使用しています。 フィンランドログではプロフィン社の窓、玄関ドアや掃き出しはArto Pine社製を使用しています。 調べたところ我が家の窓はU値1.1ぐらい。 掃き出しはトリプルガラスを使用しているのでU値は0.9ぐらいだと思います。 弊社ではログキットをフルパッケージで入れるため木製窓も一緒にコンテナに入れてきます。
他社さんでは近年ログ材はフィンランド、窓ガラスは木製ではなく樹脂や日本のアルミサッシ、インテグリティやペラなど商社を通して日本で流通してる海外の窓を使用しているケースが多いと思いますが、これはコンテナ数などを減らし極力日本での調達材を増やしているからなんですね。
これもコストの関係で企業努力ならではのことなのですが・・・。
今現在のレートだと正直フィンランドの窓、ドアは高い。 しかしちょっと高い金額になりますがフィンランドからの窓ドアはこれからの省エネ住宅にはかかせないものになってくると思います。 実際我が家では木製窓からの結露はほとんどといっていいほどありません。 あるとすれば高所のオペレーター付の日本で調達した半樹脂窓が結露しているぐらいですね。 我が家ではカーテンがまだないので窓自体の断熱性能が直接室内に影響します。 それでも窓に顔を近づけてみるとそれほど冷たいという感じはしません。
予算に影響してきますが、せっかくフィンランド材を使用しているのだから窓もフィンランドの高性能の窓を使用したほうが断熱性能も上がりますよ! 窓ドアもフルパッケージでフィンランドログをなるべく低い予算でという方是非お気軽にお問い合わせください。
只今中国のログハウスでもヨーロッパの高性能の木製窓を取り付けられないか?という思案中です。
高性能の商品には目星をつけているのですが、はてどうしたら金額を抑えてお客様に提供できるのか?ということが難しいところです。
窓は本当に省エネ性能の影響してくると思います。 いくら気密が高くても窓や壁のU値がお粗末じゃ何もなりませんからね。
我が家の窓、玄関ドア、掃き出し窓を写真撮りました。 木製っていいよね〜と思っていただけた方ログハウスバナーぽち宜しくお願い致します。
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